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日刊建設タイムズ社
2023/07/14

【千葉】6校中心に方向性/適正配置など具体化/大網白里市 第1回学校のあり方検討審議会

 大網白里市は13日、「市立小・中学校再編基本計画」の策定に向けた「第1回学校のあり方検討審議会」を中央公民館1階講堂で開いた。2022年5月策定の「市立小・中学校再編基本方針」に基づき、全市的な学校のあり方の方向性を定め、適正規模を満たしていない学校および数年以内に適正規模を下回る見込みの小学校5校と白里中学校を「関心の高い問題」として審議を進めていく。あいさつに立った深田義之教育長は、市立学校の小規模化・老朽化の課題に触れ「学校規模の適正化や適正配置について具体的な検討を行っていく」と説明し、忌憚のない意見を求めた。
 加藤温副会長(前白里小学校校長)は「地区ごとの課題解決に向け、各地区の学校に対する実情を把握する必要がある」との見方を示した。
 委員は、学識経験者、自治会関係者、教育関係者、各学校の保護者で構成。会長に渡邊修朗・城西国際大学教授、副会長に加藤前校長を選任した。
 深田教育長から渡邊会長に、諮問書が手渡された。諮問内容は、学校の適正規模と今後のあり方など。
 議事では、市立小・中学校再編基本方針、児童・生徒数の推移・将来推計、市の財政状況、学校施設長寿命化計画について説明した。
 適正規模を満たしていない学校および数年以内に適正規模を下回る見込みの学校として▽増穂小学校(北飯塚281)=敷地面積2万1724u、延べ床面積7125u(管理・教室棟:RC造2階建て、南教室棟:RC造2階建て、北教室棟:RC造2階建て、屋内運動場:RC造2階建て、給食室:S造平屋建て)、10学級▽白里小学校(南今泉3349)=敷地面積1万5509u、延べ床面積5698u(普通教室棟:RC造3階建て、管理・特別教室棟:RC造3階建て、屋内運動場:RC造2階建て、給食室:S造平屋建て)、9学級▽大網東小学校(富田32―2)=敷地面積2万486u、延べ床面積4564u(校舎:RC造4階建て、屋内運動場:RC造2階建て、給食室:S造平屋)、10学級▽増穂北小学校(上貝塚317)=敷地面積1万9283u、延べ床面積6100u(校舎:RC造4階建て、屋内運動場:RC造2階建て、給食室:RC造平屋建て)、8学級▽希美の森小学校(季美の森南1―28)=敷地面積3万3317u、延べ床面積5743u(管理・教室棟:RC造3階建て、多目的室棟:RC造平屋建て、屋内運動場:RC造2階建て、給食室:RC造平屋建て)、6学級▽白里中学校(細草1385―1)=敷地面積2万4814u、延べ床面積6522u(普通教室棟:RC造4階建て、管理棟:RC造4階建て、特別教室棟:RC造4階建て、技術科棟:S造平屋建て、屋内運動場:RC造2階建て、給食室:S造平屋建て)、6学級――を挙げた。
 「市立小・中学校再編基本方針」では、学校の適正規模について、小学校を12学級以上18学級以下、中学校を6学級以上18学級以下としている。また、学校規模の適正化や適正配置に関しては、一定の学校規模の確保、地域コミュニティの核としての性格、公共交通機関の活用、スクールバスの導入などを基本的な考え方とする。k_times_comをフォローしましょう
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