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日刊建設タイムズ社
2023/07/18

【千葉】30年度頃芝山小現地建て替え/芝山中大規模改修早くて26年度着工/芝山町 学校教育施設の老朽化対応方

 芝山町は、芝山小学校の建て替えなど、学校教育施設の老朽化対応に関する方針を明らかにした。芝山小学校校舎などの現地建て替えについては、土地区画整理事業による小池地区の拠点整備を勘案することとし、2030年度頃に実施する想定。芝山中学校校舎の大規模改修は、25年度に実施設計をまとめ、早ければ26年度に着工する。特に老朽化が進行している学校給食センターの移転建て替えは、小中学校の整備より優先する方針だ。
 芝山小学校は、新井田63に所在。敷地面積は2万2534u。
 建物は▽校舎=RC造3階建て、延べ床面積2681u、1971年度完成▽特別教室棟=S造2階建て、延べ床面積180u、92年度完成▽特別支援教室棟=S造2階建て、延べ床面積418u、2014年度完成▽屋内運動場=RC造平屋建て、床面積1062u、05年度完成。
 19年8月公表の「学校教育施設等長寿命化計画(個別施設計画)」の策定に際して行った劣化状況調査では、校舎の外壁、特別教室棟の屋根・屋上・外壁の広範囲に劣化が確認された。
 19年8月策定の「学校教育施設等のあり方検討」においては、現地建て替えのほか、長寿命化改修と移転建て替えを検討。現地建て替えの場合、グラウンド南側に仮設校舎を設置し、校舎および特別教室棟を現在の場所で建て替え、その他諸室は1棟に統合するとした。特別支援教室棟は解体せず、他の用途への転用を検討する。
 また、屋内運動場は、長寿命化型保全を図ることとし、45年度頃を目安に改修などを実施する。
 小池地区は、町役場や小学校などの公共施設が集積し、町の行政機能の中心を担っている。周辺には多くの町民が居住し、芝山公園など観光地や道の駅「風和里しばやま」があることから、中心拠点と位置付け、子育て世帯の居住ニーズに対応した市街地として整備を進めることとなっている。
 芝山中学校は高田239―1に所在。校舎は、RC造4階建て、延べ床面積6972u、1996年度の完成。
 「学校教育施設等長寿命化計画(個別施設計画)」の策定に際して行った劣化状況調査では、屋根・屋上・外壁・電気設備・機械設備の広範囲に劣化が確認された。
 基本調査および基本設計は、千町村建築研究所がまとめた。

 給食センターの/移転改築を計画

 学校給食センターは、小池2700―51に所在。敷地面積は3000u。建物は、RC造平屋建て、床面積699u、83年度の完成。
 センター方式を採用しており、芝山小学校と芝山中学校に給食を提供している。
 「学校教育施設等長寿命化計画(個別施設計画)」の策定に際して実施した劣化状況調査では、内部仕上げおよび機械設備の広範囲に劣化が確認されたほか、屋根・屋上・外壁について「早急に対応する必要がある」と結論付けた。
 建て替え後の給食実施方式は、センター方式を継続。移転建て替えに向け、候補地の選定を行っている。k_times_comをフォローしましょう
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