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建通新聞社(中部)
2023/07/24

【愛知】みなとアクルスのホール 建設地の制限緩和

 ポートベイス(名古屋市東区)が、みなとアクルス内にライブハウス型ホールを新築する「港明多目的ホール計画(仮称)」に関し、建設地に係る現行の用途制限が緩和されることとなった。名古屋市が7月20日に開いた2023年度第3回建築審査会で、委員会が承認した。今後は特定行政庁の同意を経て着工する見込み。ポートベイスは同施設について、11月に着工する見通しを示している。
 同施設「PORTBASE(ポートベイス)」の計画規模は、鉄骨造2階建て延べ3838平方b。座席は1082席(うち車いす用8席)。最大収容人数は2280人を見込む。最寄り駅からのアクセス道路に面する南側には、約2400平方bの広場を設置。北側にはスタッフ・出演者用の施設を設ける。敷地面積は1万0792平方bで、うち2867平方bを建築に充てる。投資額は約28億円。開業は25年3月を予定。設計・施工は戸田建設(東京都中央区)が担当している。
 建設地は名古屋市港区金川町101ノ1。JR貨物名古屋港線の西側に隣接している。同施設の整備に合わせて、みなとアクルスがアクセス道路を新設する計画で、これにより最寄り駅となる市営地下鉄名城線の港区役所駅からは徒歩5分圏内となる見込み。同地は用途地域が南北で分かれており、北側が工業地域、南側が工業専用地域となっている。ともに建ぺい率は60%、容積率は200%。
 15年に都市計画決定された港明スマートタウン地区計画では、当該地区を対象に「にぎわい創出のための商業施設等の立地」を図るとしている。建築審査会は、これが建築基準法に定められた「土地利用に関する基本方針」に適合するとし、用途制限の緩和は適当だと判断した。
 審査会では、将来的な用途地域の変更について提言があった他、同施設に来場者用の駐車場やタクシー乗り場が整備されない点に関し、主にバリアフリーの観点から懸念が出た。名古屋市の担当者は「意見を基に、改めて事業者と調整していきたい」と回答している。


提供:建通新聞社