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建通新聞社(岡山)
2023/07/24

【岡山】笠岡市 市民病院建替 ECI方式を採用

 笠岡市は、市民病院建て替え事業の発注方式について、実施設計の段階から施工者の意見を取り入れるECI(アーリー・コントラクト・インボルブメント)方式を採用する。2023年度で用地取得や測量、基本設計に、25年度で工事に着手し26年度中の開院を目指す。その後既存棟を解体、駐車場と外構を整備し28年度の事業完了を予定している。概算事業費は49億8000万円を見込む。
 基本計画では、病床数は現在と同じ99床とし、延べ床面積約5760平方bで土砂災害警戒区域を避けて敷地南東部に新病院棟を配置する。既存南棟は残し渡り廊下で新病院棟と接続し管理部門棟として利用する。階数や構造は設計段階で決定する。患者用の駐車場は約100台。事業費の内訳は、設計・監理費など1億6000万円、建築工事費(解体含む)37億5000万円、医療機器など8億円、その他2億7000万円。
 既存施設は、本館(1963年度、65年度完成)、A棟・B棟・C棟(いずれも81年度完成)、南棟(2003年度完成)の5棟で構成される鉄筋コンクリート造5階建て延べ約1万1400平方bの規模。
 所在地は笠岡5628ノ1他。
 診療科目は、内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、外科、整形外科、産婦人科、泌尿器科、皮膚科、眼科、小児科、放射線科、リハビリテーション科の13科を基本とする。

提供:建通新聞社