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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/07/24

【群馬】県東部農業事務所は下江黒地区で実施

県東部農業事務所館林農村整備センターは2023年度、農地中間管理機構関連農地整備事業として進めている明和町の下江黒地区で補完工事を計画している。20〜21年度に整地工を行った第1工区で舗装工900mと、第2工区で排水を促進するための暗渠排水工事5haを予定している。工種は土木一式とし、9月ごろの工事発注を見込んでおり、指名競争入札となりそう。
同地区は谷田川と県道麦倉川俣停車場線に挟まれた約24haが対象。区域は谷田川南側に位置する約13haの第1工区および、麦倉川俣停車場線の北側に広がる第2工区約11haに分かれている。同整備により水田から畑へ転換し、キャベツなどが栽培される。設計はプロファ設計(伊勢崎市)が担当した。
22年度で区画整理工は全て発注が完了。23年度は補完工事と確定測量、換地処分登記などを行い、事業完了となる。確定測量、換地処分登記については下江黒土地改良区が実施する。
22年度に行った区画整理工は4・95ha。第2工区2工事の整地工を荒井建設(明和町)、暗渠排水工事を福地建設(板倉町)が実施した。内訳としては、畑整地0・76ha、水田整地4・19ha、用水路工470m、排水路工360m、道路工50mが内容となる。暗渠排水は排水を促進するために実施する。21年度は第2工区1工事の整地工5・94haを荒井建設が担当、第1工区3工事の4・53haを徳川組(邑楽町)が実施した。
補完工事の内容として、舗装工事は畑を通る900mについて、全幅5mで舗装構成は表層工4p上層路盤15pを計画している。また暗渠排水工は吸水渠550mを素焼き土管、集水渠110mを塩ビ管をトレンチャ掘削で埋設し、素焼き土管はもみ殻で被覆する計画としている。
暗渠排水工に関する設計業務はプロファ設計が現在、8月を履行期限とし、進めている。
同地区の用水源は現在、利根加用水と谷田川より取水している陸田組合の水源を利用。事業により陸田部分は畑として整備するため、陸田組合からの取水を廃止する。利根加用水からの用水のみで水田を潤す。