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　福島県は、地域再エネポテンシャル調査事業（小水力発電）の公募型企画プロポーザルで、委託候補者に（一社）小水力開発支援協会（東京都豊島区）を選定した。
　昨年度実施した河川、農業水利施設の小水力発電事業可能性調査結果を基に、事業化に向けてより詳細な調査を行う。新たに県内上下水道施設も対象に加え、それぞれ使用最大流量や有効落差、発電電力量、建設単価（1kW当たり）などを調査する。
　特に有望とされる個所については、地元市町村や同種の発電事業者等で構成するワーキンググループを組成し、情報収集などを行った上で�@発電計画�A複数パターンの事業採算性評価�B民間事業者が参入しやすい事業スキーム提案−を包括した計画を策定。公表して事業化を促す。
　河川の調査対象は昨年度調査で有望とした福島市3、いわき市2、下郷町6、檜枝岐8、南会津4、北塩原2、柳津町1、西郷村1の計27カ所。農業水利施設も机上調査等に基づく有望個所で現地調査などを行う。
　上下水道施設は情報収集や管理者等の導入意向調査を行い、対象を絞り込んだ上で実施する。履行期間2024年3月15日まで。