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日刊建設タイムズ社
2023/07/28

【千葉】県南地域発展へ必須/地域一丸で粘り強く要望/東京湾口道建設促進協 総会

 房総地域東京湾口道路建設促進協議会の2023年度第1回総会が27日、富津市役所1階大会議室で開かれ、期成同盟への移行を目指すことなどが決議された。冒頭、主催者を代表してあいさつに立った高橋恭市・富津市長は、東京湾口道路について「東京湾アクアラインや首都圏中央連絡自動車道とともに東京湾環状道路の一翼を担う、県中南部地域の発展に欠かせない重要な道路」との見解を示し「第二湾岸道路の早期実現や東京湾アクアラインの6車線化に向けた動きとともに、地域一丸となって粘り強く要望を続けていきたい」と意気込んだ。
 白石治和・鋸南町長は「本州と四国地域を結ぶ本州四国道路は3ルート整備されているのに対し、人口の多い首都圏間のスムーズな移動に東京湾アクアラインのみでは困難」と、東京湾を横断する道路に関する課題を指摘した。
 協議会では、役員の選任や23年度事業計画案など、全ての議案が可決された。
 東京湾口道路の早期建設を目指し、期成同盟への移行に向け、県選出国会議員、国土交通省、県などへの要望活動、民間経済団体等への参画を求めた声掛け、神奈川県三浦半島地域との連携などを図っていく。 
 協議会の構成団体は、富津市、鴨川市、いすみ市、館山市、勝浦市、茂原市、袖ケ浦市、御宿町、鋸南町、木更津市、君津市、南房総市、大多喜町。
 役員は、会長に高橋市長が選任されたほか▽副会長=長谷川孝夫・鴨川市長、太田洋・いすみ市長▽理事=森正一・館山市長、照川由美子・勝浦市長、田中豊彦・茂原市長、粕谷智浩・袖ケ浦市長▽監事=石田義廣・御宿町長、白石町長。
 東京湾口道路は、東京湾口部分の浦賀水道を横断し、富津市から神奈川県横須賀市に至る延長約17kmの道路として構想されているが、08年7月4日閣議決定の国土形成計画において「長期的視点から取り組む」とされ、事実上の凍結となっている。k_times_comをフォローしましょう
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