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　県土整備部は、23年度優良建設工事の選定作業に28日までに入った。今年度から表彰規定を見直し、土木40件、建築10件の最低50件以上の表彰件数を確保する。候補現場を絞り込んで９月中の最終決定を目指す。
　表彰規定の見直しでは昨年度、「建築系部門」（建築・設備）の創設を試行。点数が伸びにくい営繕工事に配慮した。
　今年度は土木系部門と合わせ毎年一定程度の表彰件数を確保し、技術者の意欲をかき立てる。
　選定方法は、点数上位から土木系40件以内、建築系10件以内となるよう基準点を線引き。不足分は各発注機関からの推薦で賄う。推薦数は土木系の場合、各県土の発注量に応じて案分。建築系は東中西の３機関で調整する。
　本紙調査によると、今年度の基準点は土木系が88点以上とみられ27件が該当。87点23件を加えると40件を上回るため、88点がラインとなり、かなりハイレベルとなりそう。これに各機関からの推薦を加え最低40件以上を確保する。
　また、建築系の基準点は85点以上となり８件が該当。10件以上の表彰となるよう、３機関からの推薦を追加する。
　同部は選定方法を部内の会議で確認しており、今後各発注機関に推薦書の作成を依頼。９月中の決定に向けて選考作業を本格化させる。

日刊建設工業新聞