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建通新聞社(岡山)
2023/08/02

【岡山】笠岡市 篠坂PA周辺 産業団地整備 検討へ

 笠岡市は、山陽自動車道の篠坂PAスマートIC周辺に産業団地などの整備を検討する。
 笠岡IC、(仮称)笠岡東IC、(仮称)笠岡西ICを含めた4カ所の道路状況、災害リスク、法規制、地形や地盤などを総合的に比較し、インターチェンジ周辺の土地利用の在り方を検討。篠坂PA周辺は、農業振興地域や農振農用地区域などの法規制への対応が求められるものの、災害リスクが小さく、地盤がよく平らな場所も多い。このため大規模な工業団地や物流拠点の整備に適しているとの調査結果が出た。
 同市では、山陽自動車道で笠岡ICに加え篠坂PAスマートICが計画され2025年度に供用開始を予定している。また、国道2号笠岡バイパス整備に伴い(仮称)笠岡西ICと(仮称)笠岡東ICの整備が進められるなど、広域交通の利便性が大きく向上することが見込まれている。
 人口減少や少子高齢化が続く中、これらを抑制するためには、子育て支援や住宅施策の充実、移住定住支援施策の展開をはじめとした定住促進に関する施策にあわせて、身近に働くことのできる職場を確保することが不可欠とのことから、IC周辺の土地利用を新たな産業団地として開発整備を行い雇用創出につながる企業の立地を誘導する。
 その他のIC周辺については土地利用の優先度は低いと考えられるものの、笠岡IC周辺は、工場などの企業の立地誘導や工業拠点整備、物流センターや倉庫などの物流拠点整備の検討、(仮称)笠岡東IC周辺は、自動車利用型、広域対応型の商業拠点の誘導や交流人口を呼び込む農業の活用、地域の魅力を伝える地域情報発信や交流などの新たな機能・施設の導入検討、(仮称)笠岡西IC周辺は、工場などの新たな企業立地の誘致、物流センター、倉庫など物流施設の誘致の方針が示されている。
 広域交通結節拠点周辺開発・整備構想検討業務はウエスコ(岡山市北区)が担当。

提供:建通新聞社