トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2023/08/01

【京都】土地利用計画の農業地域変更 田辺北区画整理の事業化受け 京田辺市の約20fを市街化

 京都府は7月28日、国土利用計画審議会の土地利用計画部会を開催。土地利用基本計画(農業地域)について変更を審議した。
 舞鶴農業地域では、上安の暮谷地区(A3・47f)及び上安の穴谷地区(A2・97f)が、市街化区域から市街化調整区域に編入される逆線引きが行われるため、農業振興地域に編入する。
 対象地域は舞鶴市大字上安小字穴谷、小字福谷、小字仲イナキ、小字ショブ、小字暮谷、小字シミズケ迫及び小字宮谷の各一部。
 近畿地方整備局との事前協議は令和5年6月に完了。近畿農政局からは事前協議は不要との回答。市街化調整区域への編入は令和5年度を予定。
 京田辺農業地域では、JR京田辺駅、近鉄新田辺駅を中心とした中心市街地における都市機能のさらなる充実を図るため、組合施行の田辺北地区土地区画整理事業が実施されることとなり、農業振興を図る必要がないため、対象の約20fを市街化区域に編入する。
 対象地域は京都府田辺総合庁舎の北側に位置する京田辺市田辺石塚並びに稲葉、柿ノ内、波風、蕪木、池ノ尻、草屋、明田及び西浜の各一部。面積は約20f。
 近畿農政局との事前協議は令和4年6月に完了。近畿地方整備局との事前協議は令和5年5月に完了。市街化区域への編入は令和5年度を予定。
 地区計画によると、土地区画整理事業区域は16万6000uで、土地利用の内訳は▽道路用地3万400u▽公園・緑地5000u▽調整池・水路5000u▽複合型公共施設用地1万7000u▽商業施設用地5万7000u▽業務施設用地2万3000u▽住宅施設用地2万5000u。このほか、既存住宅地等2万1000u、道路用地7000u、鉄道用地5000uで合計19万9000u。
 区画整理事業敷地の最も南側で、既存大型商業施設に隣接する[センターゾーン]は、商業・業務をはじめとする多様な都市機能の集積とともに、都市の利便性を享受した生活が行える共同住宅が立地し、隣接する中心市街地と一体となって賑わいを創出するゾーンに位置付け。
 敷地のほぼ中央に公園が配置される予定で、その西側は[公共文化ゾーン]に位置付け。文化ホールを核として生涯学習機能や図書館機能を有する複合型公共施設が立地する。
 公園の東側は[商業ゾーン]に位置付け。商業施設の立地とともに、隣接する公共文化ゾーンとの相乗効果により賑わいを創出する。
 敷地中央を南北に縦断する都市計画道路((仮称)田辺北大通り線(W16m、L750m)が整備される予定で、その沿道の北側を[沿道ゾーン]に位置付け。駅周辺の利便性とともに、幹線道路沿道の特性を活かし、商業施設やサービス施設を中心とした土地利用を誘導する。
 敷地の最も西側は[住宅ゾーン]とし、戸建住宅や低層の共同住宅が建ち並び、良好な住環境を形成するゾーンとする。