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北陸工業新聞社
2023/08/01

【新潟】雨水再利用、CNを考慮/新庁舎の基本設計まとまる/災害に強く、地球にやさしい/新発田広域組合

 新発田地域広域事務組合(管理者・二階堂馨新発田市長)は7月31日、7月議会を開き、新庁舎整備事業に係る基本設計の最終案を公表した。
 基本方針に「地域住民の暮らしを守る、安心・安全の拠点」を掲げ、シンプルで機能を凝縮した庁舎を整備する。防災啓発として訓練の見学スペースや展示コーナーを設けるほか、建物を高断熱造り、太陽光発電および雨水を再利用する施設を整備し、カーボンニュートラル(CN)を考慮した地球にやさしい庁舎を目指す。また、新庁舎への円滑に移行するため、消防通信指令設備のシステム更新も計画されている。
 規模は耐震構造のRC造3階建てで、庁舎棟(純ラーメン構造)が延べ3564平方メートル、主訓練棟(耐震壁付きラーメン構造)が182平方メートル、副訓練棟(同)404平方メートル。1階を新発田消防署、2階が消防本部、3階が広域事務局。場所は国道7号沿いに面しアクセス良好な二葉小学校隣接(市有地1万7781平方メートル)。概算工事費は約32億8000万円。2023年度に実施設計、24年度から2カ年で着工し、解体は26年度から2カ年を予定。設計は佐藤総合計画・巧設計JV。
 二階堂市長は「緊急時の出動動せんを最優先とした建物配置や、地震発生時の液状化対策および大雨の際の浸水防止などを考慮した災害に強い庁舎を計画した」と説明。

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