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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/08/02

【群馬】県前橋土木が前橋玉村線朝倉工区で工事2件発注

県前橋土木事務所は前橋市朝倉町などで進めている主要地方道前橋玉村線バイパス朝倉工区について、2件の工事発注を計画している。2件ともに一般競争入札で、11月に1件、12月に1件公告する。11月の案件は拡幅改良区間の舗装工、12月に公告するのは新設区間の道路改良工事となっている。
朝倉工区は前橋市の都市計画道路江田天川大島線から南下し、前橋赤十字病院や朝倉工業団地の横を通り、途中から道路を新設しながら下佐鳥町の県道高崎駒形線と現道の交差部までをつなぐ路線として整備を計画している。
全体約2800mで北から現道幅員10mから拡幅改良を実施。そこから先は新設を進めることでバイパスを整備する。
幅員は車道18mに両側3・5mの歩道をつけ、全幅で25mで整備する。設計は三陽技術コンサルタンツ(前橋市)と都市開発設計(前橋市)がそれぞれ担当した。
11月に公告する工事では、現道拡幅区間のうち起点となるJAファーマーズ朝倉町(前橋市朝倉町143−1)から南へ約1200mが対象となっている。表層工と中央分離帯の工事を中心に実施する。
12月に公告するのは、道路新設区間のうち、まとまって用地買収が完了している約200m。路床安定処理工から路盤工、中層までの舗装工を実施するほか、管渠型側溝工と境界ブロック工も行うとしている。
バイパス整備は、道路沿いにある前橋赤十字病院や朝倉工業団地へのアクセス性、安全性向上、交通渋滞の解消などが目的となっている。また、朝倉工業団地から北関東自動車道前橋南インターチェンジへのアクセス道路としても効果が期待されている。
2015年度に事業へ着手しており、総事業費は約42億円を試算。23年3月末時点での事業費ベースにおける進捗率は約62%となった。来年度以降も用地買収と工事を進めていく。