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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/08/02

【埼玉】県土整備部 東松山市内に九十九川排水機場の新設を計画

 県土整備部は、東松山市宮鼻地内に(仮称)九十九川排水機場の新設を計画している。排水機場のポンプ排水容量は毎秒10m3規模とする。2023年度は、吐出樋門を含めて24年3月29日までに予備設計をまとめる。
 九十九川は越辺川の支川で、東松山市の岩殿丘陵を源とし、都幾川と越辺川の合流点上流側で越辺川と合流する流域面積9・4km2、流路延長5・6kmの掘り込み河川。九十九川水門による自己流堤方式での合流点整備を含めて改修済みだったが、令和元年東日本台風では最下流部で床上浸水を伴う浸水被害が生じた。
 これを受けて、荒川水系荒川中流右岸ブロック河川整備計画の見直しに着手、20年12月開催の県河川整備計画策定専門会議で調節池などの整備と合わせて排水機場整備を行うことが提示された。
 今回の予備設計では、河川状況、地形、地質、流量などから排水機場の位置、ポンプ型式、ポンプ台数、基礎形式などについて比較検討を行い、排水機場の形式を選定する。合わせて、吐出樋門について計画地点の河川状況、地形、地質、流量などから設置位置、断面形状、構造形式、基礎形式などを比較検討し、最適な形式を選定する。
 なお、九十九川調節池の整備に関して今年度、東松山県土整備事務所が19万6000m3規模の調節池の詳細設計をニュージェック埼玉事務所(さいたま市、рO48−729−5301)、用地測量を武州測量(東松山市、рO493−23−6802)にそれぞれ委託している。そのほか、地質調査も委託する予定。