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北陸工業新聞社
2023/08/07

【石川】ガレリアは来秋以降に着手/加賀温泉駅周辺整備で/加賀市/にぎわい創出に期待

 加賀市は、作見町地内の加賀温泉駅周辺整備について、高架下都市施設が完成する来年秋以降、全天候型の広場施設「ガレリア」の建築に着手する方針だ。
 駅前広場内で大屋根を備えるガレリアについては設計の見直しを進めており、建設規模は当初計画のW造平屋建て約600平方メートルよりも大きくなる見通しだ。木造の加工を見せる空間とし、市民が様々な催しを行う場として位置付ける。外には親水空間や庭園を整備し、静寂な空間を演出する。設計は金沢計画研究所・ミナミデ建築設計事務所特定JVが担当。来年春の北陸新幹線開業後、在来線仮駅舎を撤去した後に整備する。
 新幹線駅舎の高架下都市施設(建設規模はS造平屋建て1687・03平方メートル)は、観光案内所や待合室、トイレ、コンビニ、テナントなどの機能を備える。現在、駅南北広場や歩道シェルター、地下自由通路などの整備を推し進めており、在来線仮駅舎周辺を除いた工事を先行して完了させる。広場整備の実施設計は日本海コンサルタントが担当。
 来年春の北陸新幹線加賀開業を見据え、駅周辺では北國銀行や加賀商工会議所が入るビル「クロスガーデン加賀」や飲食店などの建設も相次ぎ、にぎわい創出に期待が寄せられる。

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