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日刊建設タイムズ社
2023/08/07

【千葉】増設など検討必要/斎場のあり方検討に着手/東葛中部地区総合開発組合

 東葛中部地区総合開発事務組合は、ウイングホール柏斎場について、今後増加する死亡者数への対応や直葬の増加など社会要請を踏まえ、将来的なあり方を検討する。当初予算には、ウイングホール柏斎場あり方等各種調査業務や防災公園整備工事設計業務などを含む委託料2億4757万6000円を計上した。2017年2月に策定した「ウイングホール柏斎場整備等基本計画」においては、さらなる火葬能力の向上や第二斎場建設の検討が必要とした。
 ウイングホール柏斎場は、柏市布施281―1に所在。敷地面積は1万9696・74u。
 建物は、RC造一部S造2階建て、建築面積4647・62u、延べ床面積5844・09u、1995年11月の供用開始。火葬炉9基、増炉用予備スペース3基分、汚物炉1基がある。火葬炉の形式は台車式寝棺炉で、都市ガスを燃料として使用している。火葬能力は24体/日。
 「ウイングホール柏斎場整備等基本計画」では、定期的な補修により、建物の長寿命化が可能であるとした。
 一方で、増加する死亡者数に対応するために火葬炉を増設し、既設炉を新型炉に替え、火葬炉の耐久性を高めるとともに、葬送行為の簡素化や友引開業などを行っても2025年度頃には対応できなくなるとして、火葬能力の向上や第二斎場建設の検討が求められると結論付けた。

 3日に当初予算公表/2000u防災公園の設計

 同組合の当初予算は、3日に公表された。一般会計は、前年度当初比22・6%増の7億6286万4000円。ウイングホール柏斎場あり方等各種調査業務・防災公園整備工事設計業務等委託料のほか、駐車場整備等工事費2275万円、みどり園民営化促進事業費5428万7000円などを盛り込んだ。
 防災公園は、柏市布施1088―11ほかに設置する。敷地面積約2000uで、現況は、さら地。k_times_comをフォローしましょう
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