トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2023/08/08

【群馬】下佐野ポンプ場耐水化 24年度の工事計画

高崎市は下佐野ポンプ場(下佐野町390)と阿久津ポンプ場(阿久津町1533−3)の耐水化を計画している。下佐野ポンプ場は2024年度に工事を予定する。詳細設計は8月24日に開札し、受注企業は24年2月29日までの履行期限で業務を進める。阿久津ポンプ場については、25年度以降の工事着手に向け準備を進めていくこととなる。
基本設計業務は下佐野ポンプ場、阿久津ポンプ場共にパシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)が22年度に受注しまとめた。
基本設計完了時点において下佐野ポンプ場は、電気設備を水没位置より上部となるよう2階に移設する方針が示された。詳細設計では建物の水圧に対する構造確認などを行う。
下佐野ポンプ場は敷地300uに整備されており、建屋はRC造2階建て、延べ床面積43・37u。主な設備としてφ100×1・4立方m/min20・6m×7・5kW×2台の水中汚水ポンプが地下に設置されている。建屋内には◇引込盤=1面◇制御盤=2面◇テレメータ盤=1面◇汚水水中ポンプ操作盤=1面◇自家発電設備=200V、45kVA(36kW)1台◇計装設備=気泡式水位計、電磁流量計−を配置。建屋の外には、引込開閉器盤1面が整備されている状況。
阿久津ポンプ場については、基本設計完了時点で既存建屋の1階部分を解体すると共に、電気設備は屋外タイプに変更し、水没位置よりも上部となるように新設する電気盤塔に設置するとの方針が示された。また、自家発電装置は定置式とせず、可搬式自家発電装置で対応する。ポンプの電力量を踏まえ、対応可能であることは確認済みとしている。詳細設計では地下部の浮力に対する構造確認などを行うとしている。
阿久津ポンプ場は敷地81uに整備されており、建屋はRC造平屋、床面積15・77u。主な設備としてφ80×0・8立方m/min×10m×2・2kW×2台の水中汚水ポンプが地下に整備されている。建屋内には◇汚水水中ポンプ操作盤=1面◇テレメータ盤=1面◇自家発電設備=200V、20kVA(16kW)1台◇計装設備=気泡式水位計、電磁流量計−を設置。建屋の外には引込開閉盤1面と自家発冷却タンクが整備されている。