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　五城目町建設課は、７月豪雨で被災した廣徳寺橋に関し、東北地方整備局から応急組立橋（Ｌ40ｍ、Ｗ４ｍ、下路式ワーレントラス橋）を借り受け、早期の応急復旧を目指す。廣徳寺橋への連絡路となっている町道町村門前幹線が狭隘で、復旧工事で使用する大型車両や重機の往来が困難なため、県道秋田八郎潟線からのアプローチを検討。組立橋設置の日程は決定していないが、公共土木施設災害申請と合わせ早期実施を目指すとしている。

　廣徳寺橋は、馬場目川の増水により被災した。橋面・橋脚の沈下や橋脚の傾きなどが確認されているほか、鉛直支持機能の低下や基礎部の洗掘などが推定されており、現在は全面通行止めとなっている。復旧方法については、詳細な調査結果が出てから検討する。同橋は昭和49年に架設された橋長40.8ｍ（Ｗ５ｍ）の単純鋼Ｈ桁橋。

　また、同じく被災した坊村橋（高崎広々野線）については、橋梁自体に損傷はなかったものの、上流側で延長約30ｍにわたり護岸が倒壊したほか、取付道路やガードレールが流出しているため、公共土木施設災害に申請する予定。復旧方法はブロック積みを検討している。

提供／秋田建設工業新聞社