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日刊建設タイムズ社
2023/08/09

【千葉】工事費1.5億円見込む/明海中に明海南小を移転/浦安市

 浦安市は、明海5―5―1にある明海南小学校と明海中学校の合築校舎のうち、小学校を(仮称)県立特別支援学校として転用することに伴い、小学校の機能を中学校内に移転する。移転に際し、小学校と中学校で共用する昇降口、保健室、特別教室などの改修工事を2024年4月から25年2月末までに行う。想定工事費は1億5000万円。建築・電気設備・機械設備一括での発注を検討する。
 小学校と中学校を合わせ、最大18室の普通教室を確保する。改修工事においては、理科室を縮小し、少人数教室や生活科室などに充てる余裕教室を整備。昇降口と保健室については共用で利用するため、拡張を行う。
 4日には「明海南小学校・明海中学校施設環境改善工事設計業務委託」の指名競争入札手続きを開始した。
 県立特別支援学校の開校に向け、共用部となる既設設備の改修の必要性を明らかにするとともに、小学校の機能を中学校内に移転する際に必要となる改善工事について整理を行う。予定価格は587万4000円。委託期間は24年3月29日まで。
 業務概要は、基本構想に基づく改修計画の立案、県立特別支援学校整備に関する調整および協議、改善工事の仕様書および図面の作成、改善工事費の積算など。
 可能な限り夏休み期間を利用して工事を進めるほか、県教育庁による小学校の改修が25年度から26年度にかけて進められることを踏まえ、無理のない工程計画・仮設計画を立てる。また、工期中の執務移転場所の確保と、移転に要する費用を検討する。
 小学校と中学校は同一敷地内にある合築校舎。敷地面積は1万1095u。中学校校舎棟はRC造3階建て、延べ床面積5773・77u。
 県立特別支援学校の誘致は、過密状況にある市川特別支援学校と船橋特別支援学校の通学区域の一部を分離し、小中学校併設型の新設校を設置することで、児童生徒や保護者の通学の負担を軽減させることを目的としている。県立特別支援学校では、知的および肢体不自由を対象とし、小学部と中学部を合わせて100人規模を受け入れる想定。
 県教育庁が行う小学校の改修については、24年度に実施設計を完了し、25年7月から26年度に工事を進める。開校は27年度の予定。k_times_comをフォローしましょう
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