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滋賀産業新聞
2023/08/18

【滋賀】東近江市 永源寺中学校の大規模改修

 東近江市は、24〜25年度の2ヵ年で計画している市立永源寺中学校の大規模改修工事の実施に向け、昨年度の基本設計(担当=泣eクノワーク〔東近江市〕)に引き続き、今年度、実施設計業務を進めている。担当は、6月22日に開札した指名競争入札で落札した泣Gム・ユー建築企画(東近江市)。設計業務の委託期間は来年2月末まで(同業務には監理業務を含め委託期間は26年3月31日まで)。
 永源寺中学校の現施設は、同市山上町4300番地の4万5834・75平方bを敷地に、▽普通教室棟=1976年度(昭和51年度)竣工、RC造2階建、延1765平方b、▽特別教室棟=1974年度(昭和59年度)竣工、RC造2階建、延1361・13平方b、▽屋内運動場=1966年度(昭和41年度)竣工、RC造平屋一部2階建、延1292・8平方b、▽柔剣道場(1階はランチルーム)=2002年度(平成14年度)竣工、S造2階建、延1112平方b―などからなる。
 昨年度の基本設計で老朽化の著しい「普通教室棟」は建替えを決定。新普通教室棟は、既存の普通教室棟と特別教室棟の間の空閑地に、構造は鉄骨造、鉄筋コンクリート造又は木造のいずれかで検討を行い決定する。階数は既存と同じ2階建て。内装については、木質化を考慮した仕様とするとしている。必要諸室は、職員室、校長室、保健室、印刷室、放送室、相談室、昇降口、職員トイレ、職員更衣室、各階配膳室、普通教室4〜6クラス、特別支援教室2〜3クラス、各階生徒用便所、エレベーター―などで、太陽光発電機の設置を行なう。延床面積は約1844平方b。
 「特別教室棟」は、屋上防水及び樋の改修、外装吹付け及びタイル貼りの全面改修、外部建具及び建具周囲防水の改修、既存諸室(理科室、理科準備室、生徒会室、トイレ、美術室、美術・技術準備室、技術室、廊下、階段、音楽室、コンピューター室、被服室、被服・調理準備室、調理室)については協議により部屋の入替など配置計画を行なった上で改修、内部建具の改修、什器類・衛生器具類の更新、トイレの洋式化及び内装の乾式化への改修、既設照明器具のLED改修―などを行なう。また、「柔剣道場」は、1階のランチルームの改修を行なうとしている。
 以上、設計発注段階における概算工事費は、9億円から11億円。なお、今回の大規模改修工事設計業務に屋内運動場は含まれていない。
 現永源寺中学校は、2004年(平成16年)4月1日に永源寺町立の政所中学校と青野中学校が統合し、青野中学校施設を活用し設立された。2005年(平成17年)2月11日に市町村合併により、東近江市が発足、東近江立永源寺中学校となった。

提供:滋賀産業新聞