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建通新聞社四国
2023/08/18

【徳島】東部県土徳島 赤石地区埋立免許申請書作成へ 

 徳島県東部県土整備局<徳島>は、徳島小松島港の赤石地区で埋め立て免許申請書(変更)を本年度に作成する。7月に徳島小松島港運協会らが後藤田正純知事に要望した、赤石岸壁の延伸などに向けた準備で、申請により埋め立て面積を確定させる。今後、国への要望を経て、水深13b岸壁の西側延伸と南側の水面埋め立てが動き出す。一方、並行して津田地区でも埋め立て免許申請書を作成する。
 今回の申請で、赤石地区で新たな埠頭用地の整備を目指す。現岸壁から西側、水深13b・延長260bで計画されている岸壁のうち、小松島市豊浦町の太陽光発電施設北東側の陸地から延伸した、海面の途中まで整備する予定。岸壁の整備とともに南側の現水面部分を埋め立てて、埠頭用地にする。
 地元から要望された内容は、赤石岸壁の延伸が水深13b岸壁の西側への延伸、1基あるガントリークレーンの強化や増設、港湾施設の安全性と荷役効率の向上など。徳島小松島港運協会とともに、小松島商工会議所、阿南商工会議所、王子製紙、日亜化学工業が要望した。いずれも工場増産と船の大型化、大型倉庫増設に対応する、港湾施設の整備を求めている。
 現在、既設の水深10b岸壁延長170bの東側では県がガントリークレーンを備え、西側に水深13b岸壁が延長260bで整備されており、コンテナ船やチップ船、クルーズ船が接岸する。将来、赤石埠頭の需要が増大した場合、現岸壁からさらに東側、水深10b延長170bの岸壁延伸と南側の埋め立ても計画している。
 赤石地区の現港湾施設は以前、岸壁部分を国、物揚げ場など後背地を県で施工した。赤石地区は県がコンテナターミナルを暫定整備しており、国が岸壁を幅約20b、岸壁高さ3・8bで暫定整備し、使用している。
 この他、津田地区で本年度に予定する埋め立て免許申請書作成は、既設の桟橋(約50b×幅約3・8b)の埋め立てで、矢板式による工事を目指している。埋立面積を申請により確定する。
提供:建通新聞社