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秋田建設工業新聞社
2023/08/18

【秋田】8月臨時補正予算案/農業用施設の復旧費など計上

 秋田市は、7月14日からの記録的豪雨で被災した施設の早期復旧を図るため、8月臨時補正予算に農地農業用施設災害復旧費1億1,199万円、林業施設災害復旧費2,200万円などを計上した。農業用施設では水路・農道補修など100カ所(上新城、太平、河辺等)、林業施設では湯の沢線ほか24路線の林道修繕などを行う。また、7月27日には農業用施設、林業施設、公共土木施設の復旧に向けた費用を専決処分している。

 農業用施設の災害復旧では8月臨時補正予算のほか、1億9,000万円を専決処分している。このうち補正分は水路・農道補修等100カ所(上新城、太平、河辺等、5,000万円)、堆積土砂撤去等50カ所(同、2,500万円)のほか、土地改良区が実施する災害復旧事業の補助(農地農業用施設65カ所、3,699万円)に充てる。専決処分では水路・農道補修等40カ所(同、2,000万円)、堆積土砂撤去等40カ所(同、2,000万円)、災害査定設計50カ所(下北手、河辺等、1億5,000万円)を実施する。

 林業施設災害復旧では8月臨時補正に2,200万円を計上しているほか、1億4,780万円を専決処分。このうち補正分では湯の沢線ほか24路線の修繕、新城線ほか5路線の土砂撤去等、大滝山自然公園の遊歩道・管理道修繕、同公園遊歩道の倒木撤去を行う。専決処分では湯の里線ほか2路線の修繕や、同線ほか3路線の土砂撤去等に1,080万円、黒川線ほか6路線の調査設計5,200万円、添川字蓬田の山腹災害復旧工事に8,500万円を充てる。

 公共土木施設(道路、河川、公園)の災害復旧では、7月27日に7億2,547万円を専決処分。このうち、道路復旧には5億2,830万円を充て、仁別木曽石線ほか50路線(61カ所)の法面補修等に2億9,990万円、太平山リゾートパーク線ほか19路線(31カ所)の土砂撤去・路面清掃等に7,940万円、広域河辺北野田神内線ほか6路線の災害査定設計に1億4,900万円を充てる。

 河川復旧は1億2,470万円で宝川ほか10河川(20カ所)の土のう設置や法面復旧等に3,040万円、湯ノ里川ほか1河川2水路(11カ所)の土砂・倒木撤去等に3,630万円、宝川ほか4河川の災害査定設計に5,800万円を充てる。公園復旧には7,247万円を充て、一つ森公園ほか15公園(21カ所)の法面補修に5,260万円、広面近隣公園ほか8公園(11カ所)の泥・ごみ撤去等に1,487万円、雄物川河川緑地の災害査定設計に500万円を充てる。

 専決処分した分の応急工事や設計については、速やかな対応が可能な業者と契約を締結し、順次進めている。臨時補正予算分は、予算化後、早期の着手を目指す。


提供:秋田建設工業新聞社