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建通新聞社
2023/08/21

【大阪】夢洲第2期まちづくりに向けプロポ公告 

 大阪府は、夢洲第2期のまちづくりに向けた検討業務の公募型プロポーザルを公告した。提案書類を9月13日まで持参により受け付ける。9月21日にプレゼンテーションを実施し、10月上旬に契約を結ぶ。委託上限金額は812万9000円(税込み)。
 参加資格は単体またはJV。業務では、2025年大阪・関西万博の会場やパビリオンの整備状況、IRの区域整備計画、サウンディング型市場調査での意見を踏まえ、@段階開発イメージAPPPスキーム検討―の2点を検討する。
 @では、夢洲第2期を段階的に開発すると想定した場合のスケジュールやゾーニングについて提案を求める。また、段階開発を実施するに当たり、道路や公園などの公共施設の設置が必要だと考える場合は、ゾーニングと併せて提案する。
 Aでは、土地開発を官民連携スキーム(包括委託、LABVなど)で実施すると仮定した場合に最適と考える事業スキームと、そのメリット・デメリットの提案を求める。
 この他、万博レガシーを継承したまちづくりをハード・ソフト両面から検討する。
 夢洲第2期の開発予定区域は約50f。所在地は大阪市此花区夢洲中1ノ1ノ20他。用途地域は商業地域で、建ぺい率が80%、指定容積率が400%。現在北側で都市計画道路に接面しており、今後区域内で公共道路を整備する予定。万博終了後は更地とし、27年4月から活用可能となる予定だ。
 8月に発表したサウンディング結果では、施設の提案として商業施設の他、ホテル、屋内外のエンターテインメント施設(アリーナ、劇場、野外ライブ会場、サーキット場など)、住宅があった。また、観光外周道路の形状など基盤整備に関しては、地下鉄の線路上部への整備の他、まちづくりに合わせた独自形状の整備希望があった。
 この他、オープンスペース、モビリティサービスといったまちの骨格となる中核機能の整備や、域内周回バス、マイクロモビリティなど移動手段についての提案もあった。