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北陸工業新聞社
2023/08/22

【石川】明るく開放的な学び空間/美大新キャンパス竣工式/金沢市

 金沢市は20日、小立野2丁目地内の金沢大学工学部跡地で整備した「金沢美術工芸大学(新キャンパス)建設工事」竣工式を新たなキャンパス内の体育館で開き、明るく開放的な学びの空間の完成を盛大に祝った。
 式典には市、市議会、県及び県議会、大学、地元関係者、設計・施工業者ら約110人が出席。村山卓市長は「施設、設備とも充実した環境が整い、質の高い教育研究の実践、高い専門性と豊かな人間性の育成を通じ、金沢美大が更なる発展を遂げるとともに、地域に親しまれる大学となることを祈念する」とあいさつ。来賓の馳浩知事、高誠市議会議長が祝辞を述べ、金沢美大建設事務所の辰巳浩樹所長が施設概要などを紹介した。
 新キャンパスを象徴する空間「アートプロムナード」に場所を移して、村山市長ら関係者がテープカット。式典後、内覧会も行われた。
 主な施設は1号館がRC造3階建て延べ3416・52平方メートル(事務局ほか)、2号館が同3階地下1階建て延べ3174・19平方メートル(美術館・図書館ほか)、3号館が同3階建て延べ2414・00平方メートル(講義室ほか)、4号館がRC造一部S造3階建て延べ1万7649・99平方メートル(共通工房、専攻教室)、5号館がRC造3階建て延べ4440・09平方メートル(専攻教室)、6号館が同3階建て延べ2853・50平方メートル(共通工房ほか)、7号館がSRC造2階建て延べ1712・04平方メートル(体育館)などで、総延べ床面積は3万7357・65平方メートル。建設工事費に約150億円を投じた。
 なお、10月1日から新キャンパスの供用(授業開始は2日)が始まる。

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