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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/08/22

【群馬】新立沢橋A2橋台工事 8月下旬にも公告

県沼田土木事務所は片品村下平と沼田市利根町平川を結ぶ国道120号下平工区バイパス整備について、橋長約22mの(仮称)新立沢橋A2橋台工を早ければ8月下旬、函渠工事については12月ごろ条件付き一般競争入札で公告する。函渠は延長約16mで整備する。同バイパス整備工事は2023年度に着手、早期の供用開始に向け工事を進めていく。
バイパスは国道120号の下平橋を約200m北上した位置を起点に南下し、国道120号の立沢橋をさらに約100m南下した箇所までを結ぶ580m区間を対象に全幅10・285mで整備する。区間内には大立沢川と土沢が流れており、大立沢川には新立沢橋を架設、土沢については函渠を整備し横断する。照明灯や標識は設置しない。
道路法面は土羽構造となり、道路部分は約6万1800立方mの盛土と約1万4600立方mの切土で整備する。
車道部は6mの2車線道路となる。バイパス東側に設ける歩道は2・5mで整備し、300o×300oの管渠型側溝(GBX)を延長450m敷設。バイパス西側には300o×300oの落蓋式側溝を延長530m設置する。
舗装構成は車道部が◇置き換え工=山砕100、t100p◇下層路盤工=再生砕石40、t12p◇上層路盤工=粒度調整砕石30、t10p◇基層工=再生粗粒度アスコン20、t5p◇表層工=密粒アスコン改質U、t5p−。歩道部は◇凍上抑制層=再生砂、t15p◇路盤工=再生砕石30、t10p◇表層工=再生密粒度アスコン13、t3p−となる。
下平地先に整備する新立沢橋は橋長21・8m、有効幅員9・75mの単径間プレテンションPC単純T桁橋。10本の桁をクレーンで架設する。下部工として整備する逆T式橋台はA1を起点側、A2は終点側に設ける。A1、A2共に直接基礎となる。
A1は鉄筋12・1tとコンクリート200・5立方mを使用し整備。A2は鉄筋9・6tとコンクリート167・2立方mを使用して築造する。
下平地先に現場打ちで築造する函渠は延長16・1m、内空断面は幅4400o×高さ4100oとなる。鉄筋14・8tとコンクリート183・3立方mで整備する。
道路工、橋梁工、函渠工の設計は高崎測量(高崎市)がまとめた。
現道は幅員約7mと狭く、大型車両のすれ違いが困難となっている。バイパス整備により急カーブを解消すると共に幅員が広く、見通しのよい道路とし、円滑な通行を確保する。