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建通新聞社
2023/08/28

【大阪】阪大 吹田アゴラ整備11月ごろ公告 

 大阪大学は、吹田キャンパスの中心部に吹田アゴラ1棟と2棟(仮称)を整備する。設計・施工一括(DB)方式で11月ごろ公告する予定だ。2024年5月ごろの契約を見込む。施設整備費は約120億円を想定している。
 現在2回目のサウンディング型市場調査を実施しており、9月8日まで回答を受け付けている。アンケートの対象者は設計事務所と施工者。事業への関心度や発注方式に対する意見、回答者の実績の他、25年大阪・関西万博やIR事業などを踏まえた資材・コスト・労務・スケジュールなどの影響について尋ねる。また、今回新たに、技術対話から提案書提出までに要する期間など、各提案ごとに必要な期間について意見を求める。
 吹田アゴラ(仮称)は実験施設などを含む大学施設で、「最新鋭の技術実装」や「国内外のあらゆる研究者・優秀な学生など誰もが入りたいと思う最高の機能・デザイン」を目指すもの。
 アゴラ1棟の延べ床面積は約1万6500平方bで、10階建てを想定している。1階には教職員や学生のための学内保育園を配置し、2〜3階には休憩場所や待機場所になる共創スペースを整備する予定。4〜10階には理工学・人文社会系の実験室と研究室を設ける。建設地は大学内の中央通りに位置するバスロータリーで、完成時期は27年2月末を見込む。バスロータリーの移設などについては、今後検討する。
 アゴラ2棟の延べ床面積は約8850平方bで、11階建てを想定。1〜2階に共創スペース、3階に実験室や研究室に必要な共通実験機器を設置。4〜11階には、医歯薬・人文社会系の実験室と研究室を整備する予定でいる。
 建設地は医学部・医学系研究科棟の西側に隣接する駐車場用地。完成時期は26年10月末を予定している。
 現在実施しているサウンディング型市場調査のアンケート回答フォームは、ホームページに掲載。5月の1回目の市場調査では、施工者4社、設計事務所6社から回答があった。