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建通新聞社四国
2023/09/01

【徳島】小松島市 新ごみ処理施設の建設候補地を選定 

 小松島市は、8月25日に第3回ごみ処理施設整備手法検討委員会を開き、市が単独整備を予定しているごみ処理施設の建設に向けて、最終建設候補地として小松島市環境衛生センター(芝生町花谷3)周辺の用地を選定した。2021年度の焼却処理量実績値である、年間1万1613dを処理することができる施設として、約2f以上の敷地面積を確保できる土地となっている。
 選定した候補地の用地取得費は約2億円を想定。盛土の購入費や液状化対策費などを含めた、概算の敷地造成工事費は11億5000万円を見込んでいる。事前のボーリング調査結果から、表層から洪水や高潮、津波などの際に約6bの液状化が懸念されるため、対策工として、盛土高4b、約7万8000立方bの土量が必要と試算している。幹線道路から選定候補地までの道路幅員が狭いため、工事機材などの搬入・搬出対策が必要になる可能性を、事業リスクとして挙げた。
 新ごみ処理施設は概略設計で、敷地面積1万6520平方bの土地に、延べ8500平方bのごみ処理施設の建設を予定している。
 現在稼働中の小松島市環境衛生センターは、2炉で日量70d、准連続燃焼式焼却炉で1983年から運用を開始したごみ焼却施設。
 事業は、徳島市が広域ごみ処理施設整備協議会から脱退し、同協議会が解散したことから、市は単独事業としてごみ処理施設を整備することにした。
提供:建通新聞社