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秋田建設工業新聞社
2023/09/04

【秋田】PFIアドバイザリー委託費など計上/県立体育館9月補正、建設地調査も

 県スポーツ振興課は、県立体育館の建て替えに関し、PFI事業者選定に向けたアドバイザリー業務委託費2,300万円、PFI事業審査会開催費用118万4,000円、建設地事前調査費3,073万4,000円を9月補正予算案に計上した。アドバイザリー業務は2カ年で実施する予定で、6年度分として4,696万円の債務負担行為を設定している。6年3月にはPFIの実施方針と要求水準書案を公表する予定で、事業審査会で内容を検討していく。

 新県立体育館は、現体育館が令和10年に目標使用年数の60年を迎えるため、スポーツ科学センターの機能を統合した新施設として建設するもの。バスケットボールの新B1(Bリーグプレミア)基準を満たすためアリーナのほか、飲食や談話ができるスイート(個室)とラウンジ、常設の売店など新たな機能を設ける予定で、10年秋の開館を目指している。

 8月23日に開催された第7回新県立体育館整備基本計画検討委員会では、建設地を八橋運動公園内とした整備基本計画の素案が示されており、施設規模は建築面積10,000u程度、延べ床面積17,000u程度とした。また、建物周辺には駐車場(約500台)や遊具広場、丘などを整備する予定で、全体事業費は約190億円を見込んでいる。

 PFIによる運営・維持管理期間は15年間の予定。PFI事業者選定に向け、専門知識を有するアドバイザーの支援を受けつつ、事業審査会で実施方針と要求水準書案の策定を進めていく。建設地の事前調査では、八橋運動公園の測量や地質調査などを行う予定。事業者の公募は6年7月〜11月、選定を同年12月に行い、7年度から設計・施工を進める方針。


提供:秋田建設工業新聞社