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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/09/06

【群馬】県前橋土木が前橋赤城線で工事計画


県前橋土木事務所は主要地方道前橋赤城線のうち、前橋市北代田町から上細井町にかけて進めている無電柱化事業について、これから2件の電線共同溝工事を計画している。10月には北代田工区で、11月は都市計画道路赤城山線の街路事業として進めている区間を対象にそれぞれ一般競争入札での工事公告を予定している。また、赤城山線の事業区間からさらに北は上細井町工区として位置付け。現在は用地買収を進めているところ。
前橋赤城線での工事は東部環状線との若宮町四丁目交差点から北へ進み、途中で桃ノ木川を渡る230m区間を北代田町工区として位置付け。全幅15m、両側歩道3mの路線で両側の歩道下へ電線共同溝の敷設を進めている。設計は高崎測量(高崎市)が担当した。
本年度の工事は、桃ノ木川に架かる北代田橋の南区間のうち、西側70mを対象に予定。10月に一般競争入札で公告する。来年度以降は、本年度の工事区間東側で98mの工事が控えている。
北代田町工区の北詰から主要地方道前橋西久保線との交差部手前までの1200mについては、都市計画道赤城山線の街路事業として全幅17m、両側歩道3mに道路改良を行うとともに電線共同溝化を推進中。これから発注するのは竜の口川に架かる檜下橋から南区間のうち、西側の130mを対象に電線共同溝の敷設工事を行うものとなる。工事は11月の一般競争入札公告を見込んでいる。なお、本年度は北代田交差点の前後区間170mでの表層・基層工、上層路盤工業、下層路盤工、置換工を内容とする工事を発注済みで、小野里工業(前橋市)が落札している。
来年度以降に残っているのは1040mの道路改良工のほか、檜下橋で上流側に側道橋、赤城白川を渡す白川橋では下流側に側道橋を、北代田町工区の北側付近にある薬師橋ではボックスカルバートの追加工事を控えている。
赤城山線の事業区間からさらに北、前橋西久保線との上細井町交差点から北へ進み国道17号上武道路までの700mは前橋赤城線上細井町工区として事業化している。車道部6・5m、両側に自転車通行帯1・5mと歩道2mを整備した上で電線共同溝を敷設する。設計は高崎測量が作成した。
事業区間の途中には大正用水に架かる赤城橋があり、拡幅を予定。上流側に架かっている側道橋を撤去し、延長8m、内空6m、高さ2mのボックスカルバートを設置することで対応する。
8月には事業整備計画の作成業務を同社に委託。電線共同溝の占有予定者の電線敷設計画や共同溝建設に要する費用などをまとめるもので、この計画を基に事業を進めることとなる。
今後については用地買収を進めていき、用地がまとまった区間から順次工事を行いたい考え。