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建設新聞社
2023/09/07

【東北・山形】山形市がスケート施設のあり方検討

 山形市は、屋外スケート場の整備の方向性などを検討する「第1回山形市におけるスケート施設あり方検討懇談会」を6日に市役所で開いた。参加者からは、天候を問わず競技が可能な屋内型スケート場の新設、スケートに限らず他競技でも活用できる複合施設の整備などの意見が出された。
 同市は、落合町地内の市総合スポーツセンターに県内唯一の400bリンクとして公認大会が開催できる屋外スケート場を有している。しかし、「べにばな国体」の開催に向け1989年に仮設で整備した施設で老朽化が進んでいるほか、冷媒に使用しているフロンが生産終了するなど課題を抱えている。この施設について、屋内スケート場の整備を検討している山形県の協議内容を注視しつつ、本年度から市独自の懇談会を発足し更新や改修などを含む施設の在り方の検討に着手する考え。
 懇談会のメンバーは、山形大学の笹瀬雅史教授、山形市スケート協会の片山健一会長、オリンピアンのウイリアムソン師円氏らで構成。アドバイザーとしてパティネレジャー(東京都豊島区)も参加している。
 初となる今回の懇談会では▽山形市における屋外スケート場の必要性▽大規模改修もしくは新規整備についての考え方▽今後検討にあたっての課題・留意点−の3点をメーンに意見を交換した。
 今後、年末までに残り2回の懇談会を開催して報告書を取りまとめる方針だ。

 提供:建設新聞社