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建通新聞社四国
2023/09/08

【高知】県高知土木 新川川樋門などゲート更新

 高知県高知土木事務所は、派川甲殿川で新川川樋門と甲殿樋門のゲート更新を計画しており、2024年度10月ごろ初弾工事に着手し、5カ年程度継続で施工していく。
 新川川樋門と甲殿樋門は同所でずれて並ぶ樋門で、それぞれ扉体が3門と4門ある。23〜25年度で新川川は各年度1扉体ずつ、甲殿は26〜27年度で各年度2扉体ずつゲート更新を計画しているもの。巻き上げ機はすでに更新できているためゲートのみ更新していく。
 新川川樋門のゲートの諸元はbPが幅7b、高さ5・3b、bQが幅7b、高さ5・8b、bRが幅7b、高さ4・5b、すべてステンレス鋼桁構造のローラーゲート、整備年は1988年。甲殿樋門のゲートは4門とも同サイズで幅4b、高さ3・6bの鋼製プレートガーダ式のローラーゲート、整備年は83年。
 工事にあたっては海からの波と川の流れを止めながら施工するため、角落しや土嚢・ブロックによる止水、桟橋や足場などの仮設工事をゲート更新とまとめて年度ごとに発注していく。概算工事費は新川川が約4・5億円、甲殿が約2億円を見込んでいるが、これには仮設工事費は含んでいない。工事場所は高知市春野町甲殿。
 全体の詳細設計はいであ四国支店(高知市)で完了しており現在、初弾工事の仮設工の検討を構営技術コンサルタント(高知市)で進めている。
提供:建通新聞社