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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/09/08

【埼玉】越谷市 こしがや能楽堂改修、門塀扉工事を近く公告

 越谷市は、日本文化伝承の館「こしがや能楽堂」(花田6−6−1)における門塀扉改修工事を近く入札公告する見通しだ。老朽化した木造の門と柱を同じ木造のまま復原する計画であることから、木材価格の動向なども踏まえ、発注時期を調整していた。年内には、能楽堂内の既設空調機11台分の改修工事を別に入札公告する。
 年度当初の工事計画では門塀扉(親柱2本・控柱2本・貫4本・門扉2か所)の改修を予定。総務部生涯学習課は、工事費として執行期間2カ年、上限額2700万円の債務負担行為を設定していた。
 開館から30年がたった能楽堂は、改修が必要な老朽箇所が各所にあり、段階的な工事発注を進めている。
 9月補正には、計27台ある空調機のうち未更新分11台の工事費に充てる債務負担行為(23〜24年度、限度額2000万円)を新たに計上した。最速で10月の入札公告、11月の開札が目安。2024年2月〜4月までを実工期に見込んでいる。同工事の発注・施工で空調機更新が完了する。
 これまで発注済みの改修関係工事には、太洋電設工業(舞台照明調光卓・調光盤交換、空調機交換)、金子電業社(受電設備修繕、和室空調設備改修)、須賀工務店(女性用トイレ洋便器交換)などが参画している。
 能楽堂の施設規模は木造一部RC造平屋、建築面積1186・69u、延べ床面積1099・53u。能舞台、中庭見所、楽屋、和室、大広間など備える。竣工時の本体施工は中島工務店(能舞台)と松井・中島建設共同企業体(能舞台以外)、設計を越谷建築設計監理事業協同組合が担った。