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建通新聞社(岡山)
2023/09/11

【岡山】岡山市 学校給食センター再整備指針案まとめる

  岡山市は、市内に8施設ある学校給食センターと91施設ある自校調理場の建物の半数近くが築41年以上を経過していることから、施設の増改築などによる再整備を円滑に進めるための指針案をまとめた。
 指針案では、中学校の自校のみの単独調理場は原則廃止し、給食センターでの受配か近くの学校で調理し配送する親子方式とする。
 小学校の自校調理場は存続を原則とし、校舎などとは独立している単独棟については、築年の古い順に建て替えや増築の検討に入る。条件が整ったところから順次、再整備に着手していく。校舎などと一体化して複合棟となっている給食調理場については、可能な限り長寿命化を経て、本体施設とともに建て替える方向で検討する。
 児童数が少ない小規模の学校については、児童数の今後の推移予測や親子方式の適用効果などを分析しながら、センター化、親子化の検討を行っていく。
 学校給食センターについては、旭川から西の市域にも中学校の受配校の取り込みを図る「新たな学校給食センター」の整備を検討する。周辺地域にある他の学校給食センターは、児童生徒数の減少状況を踏まえ、近くの学校の新たな受配校化や建て替え時の統合、再整備を行っていく。
 指針で築年の古い順から建て替えや増築の検討に入るとした築41年以上が経過した校舎などとは独立している小学校の給食調理場単独棟が津島小(築52年)、横井小(築45年)、平津小(築48年)、陵南小(築42年)、三勲小(築45年)、操南小(築41年)、富山小(築57年)、財田小(築54年)、平島小(築42年)、福浜小(築46年)、芳明小(築41年)、東畦小(築41年)の12施設となっている。

 中区海吉の新岡山学校給食センターは入札手続き中

 なお、中区海吉にPFI手法(BTO方式)で新岡山学校給食センターを建設する。現在、入札手続きを進めており、2024年2月21日午後1時の開札を予定している。1日当たり最大7500食程度の供給能力を有する施設とし、規模は地上2階建て延べ約3650平方bを予定している。26年度2学期からの供用開始を目指して整備を進める。
 配送校は、従来の岡輝中、東山中、操山中、竜操中、上南中に加えて、新センター建設により、給食調理場が築41年以上以上が経過している高島中、西大寺中、福浜中、福南中の4校と操山中、富山中、旭東中を新センターの受配校にする。

提供:建通新聞社