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北陸工業新聞社
2023/09/12

【福井】価値と感動を与える仕事/フクイ建設技術フェア2023同時開催/大成建設の女性所長が講演で強調/新国立競技場建設を振り返って

 フクイ建設技術「講演会」が6日、フェアの同時開催企画として行われた。福井市下六条町の県産業会館の本館2階を会場に、約100人が耳を傾けた。
 講師には、大成建設東京支店の廣作利香作業所長を招いた。新国立競技場整備事業第2期では副作業所長を務め、女性作業員のリーダーとして現場を指揮。話題の「神宮小町」国立競技場ものがたりを話しかけた。
 氏は、国立競技場が工期3年の国家プロジェクトで「様々な業種の方々の力で出来上がった」と振り返った。改めて、建設業は地図に残る仕事で、価値と感動を与えることができると強調。男性と対等に、女性も活躍。女性らしさの観点については「現場に畳部屋やシャワー室、洗濯機、空調機なども提案し実現。日常を写真に撮り家族に配った」などと紹介。質問にも「いい仲間に出会え、苦労もいい思い出になった」と笑顔で答えた。

中部縦貫工事の技術発表会開く

 県建設技術公社(西出俊亮理事長)が主催する中部縦貫工事の技術発表会が7日、本館2階で行われた。コンサルタントや施工の関係者およそ140人が熱心に聴講した。
 福井河川国道事務所の橋本亮所長が全体概要を説明。同所の斎藤哲也事業対策官が土木技術を紹介。県奥越土木事務所の大野道路課、大野東部・和泉グループの田中和也主任がラウンドアバウトを解説。大野市地域経済部観光交流課の大久保克紀課長補佐が、開通を見据えた大野市の観光の取り組みを期待感を抱き紹介した。
 なお、今企画は、国交省近畿地方整備局と福井県、大野市が協力している。

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