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建通新聞社(神奈川)
2023/09/04

【神奈川】横浜市上瀬谷基盤整備に250億円債務設定 

 横浜市は2023年度9月補正予算案を公表した。特別会計の市街地再開発事業会計で、250億円の債務負担行為(24〜26年度)を新たに設定した。旧上瀬谷通信施設地区の土地区画整理事業で道路の整備などの基盤整備工事に充てる。工事は9月21日の議決後、複数エリアに分けて発注する方向で検討している。WTO対象工事となる見通しだ。
 旧上瀬谷通信施設地区では、27年3〜9月に国際園芸博覧会が開かれる。有料来場者は1000万人を見込んでおり、交通ネットワークを整えるために道路を築造するとともに、博覧会会場の整備に向けて当該地の整地を行う。
 工事は地区を複数のエリアに分割。エリアごとに道路整備や敷地の造成、上下水道の敷設、排水施設の築造など割り当てられた業務を担う方式での発注を検討している。
 道路の整備では、環状4号線を拡幅する他、上川井瀬谷1号線・2号線などを新設する。
 環状4号線は、延長1440bの区間で、現況幅員18bを4車線両側歩道31bに拡幅する。上川井瀬谷1号線の延長は2600b、上川井瀬谷2号線の延長は1160bで、いずれも幅員は26b。
 敷地造成などの規模は明らかにしていない。
 
〜本牧ふ頭岸壁補修に約2億円追加〜
 
 一般会計では25事業に88億9500万円を新たに計上した。建設関連事業として、相鉄本線の鶴ケ峰駅付近連続立体交差事業に17億5100万円を、本牧ふ頭岸壁の補修に1億9000万円、市立学校ブロック塀の整備に4900万円、汽車道・運河パーク遊歩道の補修に4000万円、大黒ふ頭自動車専用船岸壁の照明施設整備に3600万円を追加した。
 上菅田笹の丘小学校の建て替え事業について、建築工事の進行状況を反映し、校庭整備工事を23〜24年度の2カ年で進めることとしたため、新たに1億8000万円の債務負担行為(24年度)を設定した。

提供:建通新聞社