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建通新聞社(神奈川)
2023/09/07

【神奈川】川崎市 鷺沼・京急川崎再開発都決を告示 



 川崎市は、鷺沼駅前地区と京急川崎駅西口地区の第一種市街地再開発事業を都市計画決定を告示した。8月29日に開かれた都市計画審議会で関連する地区計画や高度利用地区、用途地域の変更などを含む九つの議案について審議を行い、市長に答申。鷺沼駅前は2024年度、京急川崎駅西口は25年度の工事着手を目指す。
 鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業では鉄筋コンクリート一部鉄骨、鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上37階建て延べ約8万6000平方bの駅前街区、鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下2階地上20階建て延べ約2万9000平方bの北街区を整備。駅前街区には宮前市民館・図書館、北街区には宮前区役所を移転する。 
 駅前街区の周辺には面積約4500平方bの駅前広場を整備。都市計画道路については久末鷺沼線(延長190b)の一部拡幅、交通広場の設置に伴う鷺沼線(延長190b)の起点部の変更などを計画している。
 今回は第一種市街地再開発事業と交通広場の決定、地区計画と高度利用地区、都市計画道路の変更について審議した。23年度末に本組合の設立を予定。駅前街区は24年度、北街区は27〜28年度の工事着手を見込んでいる。
 京急川崎駅西口地区第一種市街地再開発事業では鉄骨(一部コンクリート充填鋼管構造)、鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上24階建て延べ約8万3000平方bのA―1街区、鉄筋コンクリート、鉄骨造11階建て延べ2200平方bのA―2街区を建設。低層階には店舗、高層階にはオフィスを配置する。
 事業区内には延長330bの区画道路を新設する他、都市計画道路駅前本町線(延長230b)を廃止して歩行者空間を確保する。駅前本町線を廃止する代わりに東側を走る都市計画道路川崎駅丸子線を現在の一方通行から相互通行とし、車両の動線を切り替える計画だ。
 審議会では第一種市街地再開発事業と地区計画の決定、用途地域と高度利用地区、計画道路の変更について議論した。24年度の本組合設立を予定しており、25年度の着手を目指す。提供:建通新聞社