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日刊建設タイムズ社
2023/09/19

【千葉】IC周辺活性化を加速/道の駅拡張や産業用地/木更津市

 木更津市は、インターチェンジ(IC)周辺における活性化の取り組みについて明らかにした。木更津東IC周辺にある道の駅「木更津うまくたの里」については拡張を計画。今後は、早期の供用開始を目指し、指定管理者や関係機関との協議を重ねるとともに、施設増築の設計と工事をそれぞれ1〜2か年程度で進めていく。また、木更津金田ICと袖ケ浦ICの周辺を産業用地として活用したい考えを示した。
 木更津うまくたの里は、下郡1369―1に所在。市街化調整区域に該当。敷地面積は1万5329u。建物は、木造平屋、床面積764・21uの地域振興棟と、S造平屋、床面積103・86uのトイレ棟で構成。2032年3月31日までの指定管理者はTTC。
 開業から約6年が経過し、当初計画より大幅に来場者が増加。飲食施設やトイレなどの改修に加え、農業生産者の希望に応じた売り場スペースの確保が施設運営面での課題となっている。
 そこで、22年度に拡張計画を策定。既存建物と元号令和記念歌碑の間にある多目的スペース部分に、木造平屋、床面積350〜400u程度の建物を増築し、フードコート、有機農産物コーナー、情報発信スペース、トイレ、授乳室などを整備することとしている。
 木更津金田ICと袖ケ浦ICの周辺について、渡辺芳邦市長は「木更津市、袖ケ浦市、県の3者による企業誘致推進のため、企業立地に向けた勉強会を3月から実施している」と紹介した上で、「引き続き、県、袖ケ浦市と情報共有を図りながら、IC周辺用地を産業用地として活用できるよう推進していく」と強調した。
 伊藤昌宏・経済部長は、両ICが東京湾アクアライン着岸地周辺に位置していることを踏まえ、「県が実施する『新たな産業・地域づくりに関する基礎調査』において、今後、本県経済をけん引していくことが期待される地域としてアクアライン着岸地周辺が含まれている。優先的に政策資源を投入して環境整備を進めるなど、県が積極的・能動的な取り組みを進めるとしていることから、市としても当該地域の利活用に向け、この機を十分に生かし積極的に関与していきたい」と述べた。k_times_comをフォローしましょう
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