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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/09/19

【埼玉】県空調衛生設備協会 管工機材技術研修会をクボタケミックス小田原工場で実施

 埼玉県空調衛生設備協会は13日、管工機材技術研修会を神奈川県小田原市にあるクボタケミックス小田原工場で実施した。当日は会員企業からおよそ20人が参加。パイプ押出形成ラインや継手射出形成ラインなど、ここでしか見られない製造過程や最新鋭の設備・施設を視察した。
 クボタケミックスは同協会の賛助会員。同工場では上下水道や建築分野など幅広い分野における塩ビ製品を中心に生産している。見学を前に、同社東京第二営業課の大瀧勝之課長は「当工場は、埼玉県でも使われている耐火ビニルパイプや空調のドレンパイプを生産している。本日は工場を実際に見て、疑問点があれば質問していただき、今後のお仕事に役立ててほしい」と有意義な工場見学になるよう期待した。続いて明星良重工場長は工場の歴史や概要を説明した。同社は、工場設立当時、電電公社(現NTT)向けのケーブル保護管を作る工場としてスタート。2016年に100%クボタの子会社として今のクボタケミックスとなった。18年から耐火ビニルパイプと耐火透明DV継手を、20年からはタフカラーパイプの製造をそれぞれ開始している。
 工場視察では、製造過程に沿って主原料・副原料タンクから混練設備を得て、パイプ押出成形ライン、継手射出成形ラインに分かれ生産。その後、品質保証センターで、引っ張り試験や扁平試験等を行うまでの流れを、担当者の説明を聞きながら理解を深めた。