トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2023/09/19

【群馬】JR渋川駅地下歩道通路シェルター建設、10月下旬広告

渋川市が進めているJR渋川駅の周辺整備事業について、地下歩道通路シェルターの再整備工事が10月下旬に条件付き一般競争入札で公告になる。当初、2024年度の工事予定となっていたが、国庫補助金を有効活用するため、また、適正な工期を確保するために、時期を早めての発注を決めた。工事費は当初予算の1億円前後を充てる。
新たに整備する地下歩道通路シェルターの規模は面積124・81u、高さ2・5m。柱は鉄製で、屋根部分は強化ガラスを使用する。老朽化による再整備を行うことで、地下歩道利用者や一般車乗降場利用者の雨天時に対応した通路が確保され、強化ガラスを採用することにより明るい印象を与える空間演出を目指す。設計はバク建築設計事務所(渋川市)が担当した。
シェルター全体の整備費としては、23年度からの3カ年で3億9155万6000円と概算。各年度ごとに予算請求を行い工事発注を見込んでいるが、今回の地下歩道通路シェルター整備については、前出の理由により前倒しし工期を2カ年にするため、当初予算の残額1億2256万6000円を繰越明許費に設定した。
JR渋川駅周辺整備事業は、一般車両と公共交通の乗降場所を分けることで利便性の向上を図り、渋川市の顔としてふさわしい都市空間となるよう計画されたもの。
21年度に駅前広場南側の整備に着手しており、バスやタクシーの乗降場となる部分の舗装改修工事を行っている。22年度については、駅舎前広場北側を対象にした工事を推進。タクシー乗降場を南側へ移動し、タクシー乗降場が位置していた部分を広場として拡張、さらに一般車両の乗降場として整備した。いずれもホクブ(渋川市)が担当した。
駅周辺シェルター整備計画は、駅周辺にシェルターを新設することで、利用者、障害者用乗降場へ雨天時の通路を確保するほか、タクシーやバスシェルターも老朽化していることから併せて整備を行うもの。23年7月には第1弾として、タクシー乗降シェルター等設置工事を発注し、南澤建設(渋川市)が担当している。
24年度については、メインシェルターの建設工事やバスロータリーのシェルターの再整備を予定している。規模的に小さいバスロータリーシェルターが後発となる可能性が高い。
メインシェルターの規模は26・7m×約8m、高さ4m。シェルターは鉄製で屋根部分は強化ガラスを使用する。駅との接続部分を含めると約230uとなる。
バスロータリーシェルターは、4カ所並ぶかたちで既存のシェルターを更新する計画。シェルター整備事業の完了予定は25年度末を見込んでいる。