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建通新聞社(神奈川)
2023/09/20

【神奈川】相鉄 西谷駅を建て替えへ

 【横浜】相模鉄道(横浜市西区北幸2ノ9ノ14)は、老朽化への対応やバリアフリー化のため、相鉄本線の西谷駅を建て替えることを決めた。今後横浜市と協議を進め、建て替え後の駅舎の規模や工事スケジュールを検討する。
 現在の西谷駅は2階建ての橋上駅舎で、延べ床面積は835平方b。2面4線のプラットホームを備える。改札口は1カ所で、出口は国道16号線方面の北口と帷子川方面の南口の2カ所。1966年に完成した。
 本線と3月に開業した東急直通線との分岐駅で、平日1日10本程度の同駅始発の電車も運行している。築50年以上が過ぎ老朽化が激しいことに加え、南口にエレベーターがないことが課題となっているため、建て替える。
 同社は駅舎の建て替えや改装の際には、2015年に決めた統一デザインコンセプトに更新する方針を示す。統一コンセプトでは、外壁に横浜を象徴するレンガを採用するとともに、開放的な空間を目指しガラスを多用するとしている。
 駅舎関連の工事はこの他、本線の海老名駅といずみ野線のゆめが丘駅で実施中。海老名駅の整備計画では、現状の2階建てを3階建てに更新し、改札口2カ所や連絡通路を新設する。また、保育施設を併設して子育て世代の利便性の向上を狙う。27年度の完了を目指し、東急・NB・関東緑地JV(東京都渋谷区)が工事を進めている。
 ゆめが丘駅は駅東側で商業施設「ゆめが丘ソラトス」が24年夏に開業するのに合わせ、新改札口の設置やトイレ改修、内外装の更新などを行っている。設計は交建設計(東京都中央区)、施工は第一建設工業(新潟市中央区)が担当。
 また、本線の鶴ケ峰駅は付近の連続立体交差事業に伴い、新たに地下駅を整備する予定だ。

提供:建通新聞社