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滋賀産業新聞
2023/09/22

【滋賀】守山市 旧法務局の乳児保育園化整備

 守山市は、吉身にある旧法務局を改修し新たに乳児保育園の設置を計画、近く法務局改修工事を発注し年度内完成を目指していく方針だ。
 新たに設置される保育園の名称は、「よしみ乳児保育園」。RC造平屋建、550・69平方bの法務局を改修し、施設内に▽乳児室▽ほふく室▽保育室▽フリースペース室▽調乳室▽沐浴室▽調理室▽医務室▽事務室―などを設置予定。入所定員は55名で、守山市立保育園の保育内容を基本に、個々の児童に応じた保育に努めていく考え。
 同保育園設計業務は、びわこエンジニアリング(大津市)が担当。
 なお、同法務局は、昭和62年建設で過年度に守山市に移管。民間へ貸出し市民活動の拠点として活躍していた。
 関連して、市が過年度に策定した「公共施設等総合管理計画」によると、保有する公共建築物136施設(約22万6000平方b)のうち、子育て支援施設(幼稚園・保育園・児童クラブ等)は22施設(約1万6000平方b)。整備の考え方として、施設の老朽化に対して長寿命化による更新時期の集中回避に取り組むほか、将来の年少人口の動態に応じた規模の適正化や周辺施設の機能を統合する複合化を図っていくと示しており、今回の工事はその考えに沿って行われるもの。公共施設(建築物)とインフラ資産(道路および橋梁)の将来更新費は平均29億円/年と想定しているが、過去5年間の水準を維持した場合、公共施設整備費およびインフラ資産整備費(道路および橋梁)は平均30億円/年と不足が予想されている。このことから、事業量の削減を行うとともに、単年度の更新費の平準化を図る必要が生じている。加えて、今後10年〜20年の間に公共建築物の更新時期が一斉に到来することから、市はスピード感を持ってこれらの更新費が将来世代の負担増大につながらないよう、適切に取り組んでいく。

提供:滋賀産業新聞