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秋田建設工業新聞社
2023/09/26

【秋田】遊佐象潟でヲフキ地区道路改良など落札/奈曽川橋床版の再公告は11月末以降

 東北地方整備局秋田河川国道事務所は、国道7号遊佐象潟道路でヲフキ地区道路改良を開札し、2億3,440万円で三共が落札した。道路改良では今月に入ってから、川袋大田地区(菊地建設)と大砂川釜道地区(加藤建設〔正己〕)も発注しており、ヲフキ地区も含め計7億円以上の落札額となっている。なお、応札者がなく入札取り止めとなった奈曽川橋床版工の発注方針を検討しており、再公告は11月末以降となる見通し。

 遊佐象潟道路は、山形県飽海郡遊佐町北目〜にかほ市象潟町小滝に至る17,900mの自動車専用道路。秋田河川国道事務所では山形県境〜象潟ICまでの延長約9,900m(2車線)で整備を進めている。このうち小砂川IC(仮称)〜象潟ICの延長7,300mは、7年度の開通を予定している。

 今回、発注したヲフキ地区道路改良は、川袋小川橋の前後で盛土と切土を行うもの。川袋大田地区も同様の箇所で改良を行う。大砂川釜道地区では、川袋小川橋の終点側土工と川袋川橋起点側のカルバート工を行う。

 また、床版工が入札不調となった奈曽川橋は橋長225m、幅員12mの鋼4径間連続箱桁橋で、象潟IC寄りに架設する。11月末以降には、栗目木沢橋の工事として栗目木古名坂地区橋梁床版工と、栗剥山地区橋梁床版工も公告される予定。

 なお、8月末には(仮称)小砂川IC寄りに新設する川袋川橋をWTO案件として本局から公告しており、1月19日に開札予定。同橋は橋長146m、幅員12mのPC2径間連続ラーメン箱桁橋。

 業務委託では、2,300mの道路詳細設計と、ボックスカルバートの詳細設計を1件でウヌマ地域総研に委託。いずれも用地買収の進捗に伴う補足設計で、道路設計はおおむね(仮称)小砂川IC〜山形県境、ボックスは境側が対象となっている。

提供/秋田建設工業新聞社