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建通新聞社(神奈川)
2023/09/27

【神奈川】横浜市 潮田ポンプ場再構築を検討

 横浜市環境創造局は、潮田ポンプ場再構築の基本設計をNJS横浜事務所(横浜市中区)に委託した。再構築後のポンプ設備の規模を検討する。履行期限は2024年7月31日。現段階で24年度以降の事業のスケジュールは未定。
 潮田ポンプ場は、1955年8月に運転を開始した雨水排水専用ポンプ場で、計画排水能力は1秒当たり7・6立方b。雨水が流入していないため、現在稼働を停止している。
 再構築後のポンプ場では、今後地下60bに敷設される予定の新羽末広幹線潮田支線から、雨水をくみ上げて、鶴見川に放流する計画だ。敷地内で整備が可能なポンプ設備の規模をシミュレーションする。
 既存建物は、鉄筋コンクリート造地下2階地上3階建て延べ1044平方b(建築面積は391平方b)の本館と、鉄骨造2階建て延べ1107平方b(同822平方b)の沈砂池棟が立つ。
 所在地は鶴見区向井町2ノ66ノ1で、敷地面積は4660平方b。
 潮田ポンプ場を含む、鶴見川流域に位置するポンプ場は、建設から年数が経過しており、再構築の時期を迎えている。潮田ポンプ場を再構築して稼働を再開すれば、流域全体の排水能力に余裕が生まれ、他のポンプ場の再構築に着手できるようになる見通しだ。

提供:建通新聞社