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【浅口市】洋生菓子や和菓子などを生産・販売するシャトレーゼ（甲府市下曽根町３４４０ノ１）は、生産能力を拡大するため浅口市内に岡山浅口工場の立地を決めた。工場の整備は２期に分け、第１期で既存施設を改修し２０２４年４月の稼働を目指し、第２期で２０２６年をめどに工場などを増築して設備の増強を図る方針を示した。９月27日に浅口市と立地協定書調印式を行い明らかにした。
　整備場所は、国道２号に面する浅口市金光町佐方21ノ１の旧パチンコ店キングスター金光跡地。建物と土地を６月に取得しており、第１期は、鉄骨造２階建て延べ１５６４平方�bの既存建物の１階を工場、２階を厚生施設として改修、大福、団子、いそべ餅などの和菓子を生産する。10月にも施工者を決め着工できるよう準備を進める。第１期の投資額は土地取得や設備などを含め約20億円。
　第２期は、工場と冷凍物流倉庫などを増築してケーキ、シュークリーム、プリンなどの洋生菓子を生産する。今後規模などの具体化に向け検討を進める。
　敷地面積は１万０４６０平方�b。
　同社では、「関西、中国・四国地域への商品供給・生産の拠点と位置付けており、交通の利便性の良さから浅口市への立地を決めた。既存施設を活用することで初期投資の低減と整備期間の短縮が図られる」としている。
　調印式では、シャトレーゼグループ持ち株会社のシャトレーゼホールディングスの齊藤貴子社長、シャトレーゼの古屋勇治社長、浅口市の栗山康彦市長、そして立会人として浅口市議会の伊澤誠議長が協定書に署名、押印した。

「提供:建通新聞社」