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秋田建設工業新聞社
2023/10/03

【秋田】二ツ井今泉道路の新設/延伸1.4kmの道路予備設計を委託

 東北地方整備局能代河川国道事務所は二ツ井今泉道路事業に関し、翔鷹大橋の上流側に延伸する自動車専用道路の道路予備設計を復建技術コンサルタントに委託した。対象区間は(仮称)今泉IC〜蟹沢ICまでの1.42kmで、6年2月29日までにまとめる。このほか、区間内に新設するJR跨線橋の予備設計を先月28日に開札しており、まもなく落札者を決定する見通し。

 二ツ井今泉道路は交通事故の減少、災害時における代替路の確保、救急医療支援等を目的とした高規格幹線道路ネットワークを形成する自動車専用道路。当初は、道の駅「ふたつい」近くの能代市二ツ井町小繋(仮称・小繋IC)〜北秋田市今泉(仮称・今泉IC)の延長4.5kmを整備し、(仮称)今泉ICから蟹沢ICまでは現道(県道大館能代空港西線)を活用する計画だった。

 昨年度、現道活用区間内にある翔鷹大橋の一部が技術的に耐震補強の難しいエクストラドーズド橋のため、同橋の上流側に別線(蟹沢ICまでの延伸)で整備する方針を決定。開通時期も5年度から変更(時期未定)となっている。

 蟹沢ICまでの延伸区間は、最短距離で延長1.42km。国道7号との立体交差部、JR奥羽本線、米代川を渡る3カ所に橋梁を整備する予定。現在、測量業務をウヌマ地域総研、地質調査を東邦技術(いずれも履行期限11月30日)で進めており、道路予備設計は6年2月29日までにまとめる。

 先に整備を進めている延長4.5kmでは今年度、2地区の道路改良に着工。造坂地区を花岡土建、一ノ渡地区を秋田土建が落札しており、いずれも工期は6年6月となっている。

提供:秋田建設工業新聞社