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北陸工業新聞社
2023/10/04

【福井】優良建設工事表彰式を開催/鯖江市が建設業の役割を称賛

 鯖江市は2日、市役所新館の多目的ホールで優良建設工事表彰式を開き、冨士土建、榊原建設、カイセイ、荏原商事・マルイ設備工業特定JVの栄誉をたたえた。
 市が発注した2022年度完成の建設工事(500万円以上)のうち、特に工事成績が優秀だった4件を表彰するもの。
 式ではまず、佐々木勝久市長が1枚ずつ表彰状を、各事業所の代表者に手渡した。
 続いて佐々木市長は各工事について優れた点を挙げた。「鳥井日野川堤防線水門橋の護岸・取付道路工事は、限られた工期の中、河川水位を監視しながらの工事だった。排水フリューム工事は、土地改良を図りつつ、水田への影響を考慮しながらの維持管理を進められた。管路更新工事では交通量の多い中で渋滞も最小限で、迅速に水道耐震管の布設を行った。
 上水道管理センターの配水施設の更新工事では、水道利用の少ない夜間に限定して工事をし、綿密なスケジュールを立てて進行した」と評し、いずれの工事も地元住民と円滑な関係の中で完了したことに感謝を示した。
 また「建設工事は市民の生活に欠かすことのできないものだが、理解されにくい事も多く、ご苦労があることと思う。建設業界に求められる社会的役割はとても重要」とし、今後も市民がより安心して生活できるまちづくりを市と共に取り組んでいただきたいと協力を求めた。
 受賞した荏原商事・マルイ設備工業特定JVの荏原商事・林由浩支店長とマルイ設備工業の伊井亮太副社長は「目にすることのない工事内容を行ったが、こうした表彰は励みになる」と、共に喜びをかみしめていた。
 詳細は次のとおり(工事名、受賞者、工事概要―の順)。
▽鳥井日野川堤防線水門橋(護岸・取付道路)工事(21―102005)
 冨士土建
 工事概要は、護岸工 張ブロック240平方メートル、重力式擁壁工115メートル
▽令和4年集落基盤第2号工事(小泉・排水路)
 榊原建設
 工事概要は、排水フリューム800×600、243メートル
▽管路更新(耐震21―03号)工事
 カイセイ
 工事概要は、水道耐震管300口径布設80・3メートル
▽上水道管理センター配水施設更新工事
 荏原商事・マルイ設備工業特定JV
 工事概要は、配水ポンプ300口径・操作盤更新

hokuriku