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建設新聞社(長崎)
2023/10/06

【佐賀】佐賀市 県営経営体育成基盤整備 東与賀地区事業計画を作成

25年度の事業化へ、概算61億


 佐賀市は、県営経営体育成基盤整備事業東与賀地区の事業計画書を作成する。老朽化した揚水機場やパイプラインの更新、農道の拡幅、暗渠排水施設の更新などを盛り込む方針で、概算事業費は約61億円を見込む。順調に進めば、2025年度の事業着手を目指す。


 東与賀地区は、県営ほ場整備事業などの農業基盤整備から約50年が経過し、用排水施設などの老朽化によるほ場機能の低下、農業機械の大型化に対応するための農道拡幅などが必要となっている。このため、市では老朽化した施設の更新や農業基盤の再整備により、効率的で生産性の高い農業の実現を図る。

 現在の計画では、受益面積約1069fで、整備内容として▽老朽化した揚水機場やパイプラインの更新▽農業機械の大型化に伴う農道の拡幅▽畑作物のための暗渠排水施設の更新▽畦畔除去などによる農地区画の拡大―を予定している。事業主体は佐賀県となり、整備期間は2025年度から概ね10年間。県営経営体育成基盤整備事業久保田地区の整備単価を基に試算した概算事業費は約61億円を見込んでいる。

 事業スケジュールとしては23年度に事業計画書を策定(策定業務は朝日テクノ鰍ェ担当)し、24年度に佐賀県や九州農政局などの関係機関との協議、受益者の同意などの法手続きを実施し、早ければ25年度の事業化を目指している。
ksrogo