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建通新聞社
2023/10/06

【大阪】夢洲第2期まちづくり検討 日建設計JVを選定 

 大阪府は、夢洲第2期のまちづくりに向けた検討業務の公募型プロポーザルを実施し、日建設計・パシフィックコンサルタンツ共同企業体を最優秀提案者に選定した。提案事業者は1者のみで、提案金額は803万円だった。履行期間は2024年3月19日まで。
 25年大阪・関西万博の会場やパビリオンの整備状況、IRの区域整備計画、サウンディング型市場調査での意見を踏まえ、@段階開発イメージAPPPスキーム検討―の2点を検討する。
 @では、夢洲第2期を段階的に開発すると想定した場合のスケジュールやゾーニングなどを検討。Aでは、土地開発を官民連携スキーム(包括委託、LABVなど)で実施すると仮定した場合、最適と考える事業スキームと、そのメリット・デメリットを検討する。この他、万博レガシーを継承したまちづくりをハード・ソフト両面から検討するとしている。
 夢洲第2期の開発予定区域は約50f。所在地は大阪市此花区夢洲中1ノ1ノ20他。用途地域は商業地域で、建ぺい率が80%、指定容積率が400%。現在北側で都市計画道路に接面しており、今後区域内で公共道路を整備する予定。万博終了後は更地とし、27年4月から活用可能となる予定だ。
 8月に発表したサウンディング結果では、施設の提案として商業施設やホテル、屋内外のエンターテインメント施設(アリーナ、劇場、野外ライブ会場、サーキット場など)、住宅があった。また、基盤整備に関して、地下鉄の線路上部への整備の他、まちづくりに合わせた独自形状の整備希望があった他、オープンスペースなどまちの骨格となる中核機能の整備や、域内周回バス、マイクロモビリティなど移動手段についての提案もあった