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建通新聞社四国
2023/10/06

【徳島】徳島県GX推進計画策定へ 24〜28年度で脱炭素推進

 徳島県は、持続可能な徳島新時代を、県民目線・現場主義で築いていくため、脱炭素関連の取り組みを統合した「徳島県GX推進計画(仮称)」を本年度に策定する。新たな計画の期間は2024年度から28年度までの5カ年を考えている。今後、環境審議会気候変動部会で11月に計画素案、24年1月に最終案を審議する予定。
 統合する脱炭素関連の取り組みは▽県気候変動対策推進計画(緩和編)▽県版・脱炭素ロードマップ▽自然エネルギー立県とくしま推進戦略▽県水素グリッド構想▽県気候変動対策推進計画(適応編)―の五つ。これらの計画を徳島県GX推進計画に統合する。
 このうち県気候変動対策推進計画(緩和編)と(適応編)は23年度が最終となっている。脱炭素のさまざまな国際社会や国の動向を考慮し一つの計画にするが、県の投資的経費を含む各部局の、施策の基本の一つが脱炭素となる予定。
 重点施策は@クリーンエネルギーの最大限導入A省エネルギー対策の徹底B持続可能な循環型社会の構築C地域資源を活用した吸収源対策。さらに共通施策としてD県民総ぐる
によるGXの加速―を考えている。
 また重点戦略は「『かえる』=暮らしをかえる徳島県版GXの展開、地域・くらしの脱炭素トランシジョン(移行)の促進」―を挙げた。基本コンセプトは「県民が主役となって進める、サステナブルな社会の構築」。
 9月28日の県議会県土整備委員会では、脱炭素への取り組みについて議員側から質問があり、県側との質疑の中で、新たな太陽電池による、県有施設の外壁や窓への一層の活用など、具体的内容が議論された。
提供:建通新聞社