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滋賀産業新聞
2023/10/11

【滋賀】滋賀県 県立高等専門学校の整備

 滋賀県は、BTO(建設・譲渡・運営)によるPFI方式を導入する「県立高等専門学校整備事業」について、来月入札を公告する考えを示した。来年7月に落札者を決定し、同年9月の契約を目指す方針。
 参加要件は、▽設計は延床面積3000平方b以上の学校新築・増築に係る実施設計業務実績を有すること▽建設は、経営事項審査の建築一式工事の総合評定値が1100点以上(複数で構成する場合は、少なくとも1者が上述条件を満たし、他のものは建築一式工事890点以上、電気工事760点以上、管工事780点以上であること)▽監理は、延床面積3000平方b以上の学校新築・増築に係る工事監理業務(元請)の実績を有すること―などとなる見通し。
 先に公表している実施方針案によると、PFIの事業範囲は、施設整備事前調査、設計、建設業務、工事監理、備品調達、開校準備期間中の維持管理、施設保守管理、修繕・更新、清掃、環境衛生管理、植栽管理、警備など。
 建設地は滋賀県野洲市市三宅の面積4万3177平方b。施設規模は総延1万9500平方bを想定。内訳は、校舎部門(普通教室、専門科教室、実習工場、実験室、管理諸室など)が延1万3400平方b、屋内体育部門(体育館)が延1800平方b、福利厚生部門(食堂・売店、学生寮)が延2100平方b、図書・交流部門(図書館、自習室、ホール、研究室など)が2200平方b。
 概算施設整備費は101億円で、そのうち整備費用に74億5000万円、設計などに3億円を充てる。
 県立高等専門学校は、次代の滋賀を支える価値想像力と専門性、実践力を兼ね備え、協働して挑む高等専門人材の育成を目的に新設する。

提供:滋賀産業新聞