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鹿児島建設新聞
2023/10/11

【鹿児島】県、南薩振興局基本計画・PFI調査/公募型プロポ 単独か複数JV/20日まで受付け

 県管財課は、南薩地域振興局庁舎基本計画策定支援およびPFI等導入可能性調査を公募型プロポーザル方式で実施する要領を公告した。参加者は庁舎建設の基本構想、基本計画、基本設計等の実績がある者の単独か複数による共同企業体。20日まで受け付け、11月下旬の決定を目指す。契約上限額は1479万3000円(税込み)、履行期限は2024年8月31日まで。
 同業務は再整備に向け、庁舎の規模や配置、導入する機能などについて具体化する「基本計画」を策定するための支援に向け、調査・検討等を行い、同施設の整備・運営手法で自ら整備等を行う従来型手法とPFI等手法を導入した場合の比較検討を行う。
 参加資格は、過去10年間に国または地方公共団体で、庁舎建設に係る基本計画策定業務等やPFI等導入可能性調査またはアドバイザリー業務の実績がある者。
 業務は、庁舎に導入する機能に行政サービス機能(窓口、相談、駐車場外)や執務空間(執務室、会議室、情報基盤外)防災拠点、危機管理機能、交流支援機能−などを検討。
 PFI等導入可能性調査は、民間活力の導入可能性の評価や最適事業スキームの抽出、事業化に向けた課題整理等を行う。
 また、県が設置する「整備検討WG会議」の運営を支援。12月下旬から年度内に3回、24年度に2回開催予定。協議事項は23年度中に基本方針(案)、想定事業スキーム、施設計画(案)を検討し、導入可能性の評価を行い基本計画や最適事業スキームを策定。
 今後のスケジュールは27日に参加資格確認結果を通知。企画提案書の提出は11月8日までで、審査会を開き総合評価点数が最も高い業者を最優秀提案者とする。
 移転先は南九州市知覧町にある県立保健看護学校跡地で面積は3万3634u。敷地内には管理棟(565u)や普通教室棟(533u)、特別教室棟(1363u)、同別棟(388u)寮棟(3245u)、体育館(967u)等があり、一番古い施設が特別教室棟の1975年、一番新しい施設は同別棟の96年の竣工。
 現庁舎は62年建設。建物規模はRC造4階建約1540u、別館はRC造2階建約530uがあり、老朽化が最も進行。このため、建て替え時期は27年度末ごろまでに必要と時期を設定している。


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